VOL,14 胸部の筋肉
VOL,14
今回のお題は、胸部の筋肉についてです。
まずは、深胸筋と言われる呼吸に関係する筋肉をいくつかご紹介したいと思います。
◆ 深胸筋
・ 外肋間筋(がいろっかんきん)
各肋骨の間に張っている筋肉で、肋骨の運動をつかさどるもので、横隔膜とともに主要な呼吸筋をなしています。
支配神経:肋間神経 {T1~T11}
作用:呼吸運動で吸気の際に使われる。
・ 内肋間筋(ないろっかんきん)
外肋間筋の内面で各肋骨の間に張っています。
支配神経:肋間神経 {T1~T11}
作用:呼吸運動で呼気の際に使われる。
・胸横筋(きょうおうきん)
肋骨の内側にある筋肉で、胸骨・剣状突起から第2~6肋骨にかけてついています。
支配神経:肋間神経 {T2~T7}
作用:呼気時に肋骨を引き下げる。
次に、浅胸筋について説明していきます。
◆ 浅胸筋
・大胸筋(だいきょうきん)
大胸筋は、皆さんご存知かと思いますがそのまま胸の筋肉です。
鎖骨・胸骨と肋軟骨の上位部分、腹直筋鞘から上腕骨の前面にかけて筋肉が伸びています。
支配神経:胸筋神経 {C5~T1}
作用:上腕を前方に拳上し、強く内転させる。気を付けの姿勢で肩を挙げる。
特によく使われている筋肉なので、ストレッチなどで伸ばしてあげたり、トレーニングなどで鍛えてあげてください。
ガッツリ鍛えればあなたも。。。
・小胸筋(しょうきょうきん)
第3肋骨~第5肋骨から肩甲骨の烏口突起という部位に筋肉がついています。
支配神経:胸筋神経 {C7~T1}
作用:肩甲骨の動きや肩関節の動きをスムーズにする。肩に力が入り過ぎて
肩が上がり過ぎないように制御する役割もしています。
・鎖骨下筋(さこつかきん)
第1肋骨から鎖骨の下面にかけてついている筋肉です。
支配神経:鎖骨下筋神経 {C5・C6からの神経枝}
作用:鎖骨の外側を下制
・前鋸筋(ぜんきょきん)
第1~第9肋骨から肩甲骨の内側縁にかけてついている筋肉です。
支配神経:長胸神経 {C5~C7}
作用:肩甲骨の内側縁を脊柱から遠ざけるように引っ張って、外側にスライド
する動きになります。
今回は、胸部の筋肉についてお話していきましたがこれらの筋肉のバランスが崩れていくと、猫背だったり肩こりなどの症状も引き起こすので、ご自身の体が気になるようであれば一度ご相談ください
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