足がつる原因と対策(PART1)
梅雨の時期など
朝晩の気温差があったり、ムシムシしている天気が続くときは「つる」ことが多いと言われています。
さて、この足がつる痛みは、約60%の人が経験しているといわれています。
日本人の2人に1人は、足のつりによる激痛を経験しているんですよね。
あなたは大丈夫でしょうか?
この足のつり、ごくたまに起こるようなら心配はいりませが、頻繁に足がつる場合は注意が必要です。
なぜなら、頻繁に足がつると筋肉に傷が付いてしまい、「肉離れ」という状態に陥るからです。
また、夜中に足がつりやすい人の場合は、睡眠障害にもつながります。
足がつる原因は、筋肉を動かすための指令を出す運動神経の一部である「運動神経末端」に不具合が起き、暴走してしまうと言われています。
運動神経末端が暴走してしまう理由ははっきりと解明されていません。
足がつる場合、
一番つりやすいのは、ふくらはぎにある「腓腹筋(ひふくきん)」という筋肉です。
足がつっているときには、筋肉の中にある筋繊維の一部だけが強く縮んでいる状態になっています。
縮んでしまった筋繊維と縮んでいない筋繊維の間にズレが起こります。
そしてズレが起きると、筋繊維の周りにある「痛覚繊維(つうかくせんい)」という痛みを感じる繊維が刺激を受けます。
これが、私たちが足がつったときに感じる強い痛みなんです。
では、なぜ急に一部の筋繊維だけが縮んでしまうのでしょうか?
それは、最初に述べたとおり筋肉が動くための指令を出す「運動神経末端」が、なんらかの理由で正常に機能しなくなるからなんです。
私たちが普段体をスムーズに動かせるのは、脳が「動きなさい」と命令を出して運動神経末端が筋肉に指示を出しているからです。
しかし足がつる時は、脳からの指令がないにも関わらず、運動神経末端が暴走して勝手に筋肉へ命令をだしてしまうんです。
その結果、私たちが想定していないタイミングで筋繊維(きんせんい)がギュッと縮み、足がつってしまうんですね。
このように運動神経末端が正常に機能しなくなる原因は、下記のふたつの理由が考えられます。
- 大量の汗をかくことなどが原因で、体内のミネラルのバランスが崩れた
- 足の筋肉が疲労し、筋肉の伸びを感知するセンサーに不調が出た
と考えられています。
話がながくなりそうなのでこの続きはPART2で(^_^)/