CDPD

2013年11月01日

来年4月から消費税引き上げられるのにあわせてまたタバコが値上がりするそうです。これでさらに喫煙者が減ると思いきやCDPD(通称タバコ病)が原因で亡くなる方は増加傾向にあるそうです。



CDPDとは、「Chronic Obstructive Pulmonary Disease」の頭文字をとったもので、慢性閉塞性肺疾患のことです。従来、「慢性気管支炎」、「肺気腫」と言われてきた病気がこれに含まれます。


気管支や、肺胞(気管支の先にあって酸素を取り込む場所)に炎症が起きる病気で、肺機能が通常の加齢へ変化を超えて低下していきます。


CDPDの主な症状は、坂道や階段の上り下りなど体を動かしたときの息切れ慢性の咳・たんです。病気が進行すると少し体を動かすだけで息切れするようになります。さらに悪化すると呼吸不全心不全を起こし、命に関わります。また、呼吸不全だけでなく、全身の健康状態にも影響を及ぼし、心筋梗塞狭心症脳血管障害糖尿病骨粗しょう症抑うつなど様々な病気の併発がみられます。



CDPDの原因には、粉じんや大気汚染、乳幼児期の呼吸器感染、遺伝など、様々なものがありますが、最も重要な危険因子は喫煙だと言われています。患者の9割以上に喫煙経験があることから、別名「タバコ病」とも言われています。

肺機能が元に戻ることはありませんが、病態の進行を遅らせることが重要になります。治療の中心となるのは禁煙と薬物療法です。また、日常生活の中で、感染症の予防や、適度な運動、十分な栄養摂取などを心掛ける必要があります。


全国では、530万人以上の患者がいると推計され、CDPDで亡くなる方は年々増加傾向にあります。喫煙率が高く、高齢化が進む日本では、今後さらに患者数が増えることが懸念され、2020年には死亡原因の3位になるという予測もあるそうです。



最近ではPM2,5など、大気汚染もかなり進んでいるようなので、喫煙しているのが原因だとは断定できないようになって、タバコ病と呼ばれなくなる日も近くないかもしれませんね(;^_^A




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