手指の痛み(へバーデン結節)でお悩みの方へ
2016年02月11日
へバーデン結節とは
指の第一関節(DIP関節)が変形していく症状をいいます。変形の過程で関節の痛みを発し、指の関節が腫れたりします。
レントゲン検査では関節が狭くなっていることや、関節の骨が棘のようにとがった骨ができてしまっている状態が見れるようです。
リュウマチとは異なる症状ですが、左右対称に変形が始まることが多いようです。
個人差はありますが数年で指の痛みが引きますが、指の変形は残るのが特徴です。
へバーデン結節の原因
へバーデン結節の明確な原因は不明ですが、以下の特徴がある人に発症するケースが多いようです。
- 手や指を良く使う人もしくは酷使していた人 (重労働 農業 裁縫 パソコン 等)
- 加齢での変形(中高年の女性の発症率が高いようです)
- 姿勢が悪い人
- 精神的、肉体的なストレスが多い人
- ストレスを感じやすい体質の人 等の原因が考えられます。
※しかし、全ての原因に当てはまっても必ず発症するわけでは無いようです。
へバーデン結節の症状、特徴
- 人差し指~小指までの第一関節が曲がったり、赤くはれ上がったりする。
- 指が水ぶくれのようになる。
- 物を強く握ることが困難になる。(容器のふたを開けるのが大変になる)
- 強く握ると指が痛い
- 指の変形が終わると痛みがおさまる
以上のような症状がへバーデン結節の特徴になります。
へバーデン結節の施術には、カイロプラクティックが大変有効です。
カイロプラクティックでは、変形が始まってしまった関節であっても重度の炎症や腫れがなければ施術を行っていきます。
変形が始まって痛みのある状態では、クリームなどを使って指の曲げ伸ばしに関係のある手掌の筋肉を優しくほぐしていきます。変形により緊張している筋肉をほぐして負担を取り除いていきます。
変形が終わって痛みが無くなってきた状態では、指の曲げ伸ばしが不自由になりますので、手掌の筋肉をストレッチして関節の動きを良くしていきます。
さらに手首の手根骨の調整や肩甲骨の動きを付けていき、指の動きと関連する部分を柔らかくしていきます。
最後に姿勢が悪い状態がへバーデン結節の発症原因の一つと言われていますので、脊柱や骨盤のバランスを診ていき、必要であれば調整していきます。