ワクチン
早いものでインフルエンザの予防接種が始まっているそうです。
予防接種とは、病気を予防する目的で、あらかじめワクチンを接種することを言います。
ワクチンとは、病気の予防のために使用する医療品のことで、生ワクチン、不活性ワクチン、トキソイドの3種類に分かれます。
・生ワクチン
生きたウイルスや細菌の病原性(毒性)を、症状が出ないように極力抑えて、免疫が作れるぎりぎりまで弱めた製剤。自然感染と同じ流れで免疫ができるので、1回の接種でも十分な免疫を作ることができます。ただし、自然免疫より弱いので、5~10年後に追加接種した方がよいものもあります。副反応としては、もともとの病気のごく軽い症状が出ることがあります。
次に種類の違うワクチンを接種する場合、27日間以上間隔をあける必要があります。
該当する病気
ロタウイルス感染症、結核、麻疹(はしか)、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう、黄熱病 など
・不活性ワクチン
ウイルスや細菌の病原性(毒性)を完全になくして、免疫を作るのに必要な成分だけを製剤にしたものです。接種してもその病気になる可能性は低いですが、1回の接種では免疫が十分にはできません。また免疫の続く期間が短いことがあり、ワクチンによって決められた回数の接種が必要です。
次に種類の違うワクチンを接種する場合は6日間以上間隔をあける必要があります。
該当する病気
B型肝炎、ヒブ感染症、小児の肺炎球菌感染症、百日せき、ポリオ、インフルエンザ、A型肝炎、狂犬病 など
トキソイド
病原体が発生させる毒素のみを取り出し、さらにそれを無毒化し、免疫を作る働きだけにしたものをいいます。不活性ワクチンとほとんど同じです。
次に種類の違うワクチンを接種する場合は6日間以上間隔をあける必要があります。
該当する病気
ジフテリア、破傷風 など
ワクチンは弱毒化された病原体や毒素を含み、ほかに安定剤や防腐剤が添加されています。これらは体にとって異物のため、予防接種後に副反応・免疫反応と呼ばれる症状が現れることがあります。
副反応の一つで最も多いのが、通常30分以内に起こる即時型の反応で、じんましん・手足のしびれ・動悸・めまい・血圧低下などの症状がでるアナフィラキシーショックがあります。
また、ワクチンの種類によっても異なりますが、軽い発熱、接種局所の発赤・腫れ、しこり、発疹などが比較的高い頻度で認められることがあります。
通常、数日以内に自然に改善されますが、接種を受けた腕が腫れ上がる、痛みがひどい、高熱、ひきつけなどの症状が出た場合には、医者の診察を受けましょう。
今年はどの型がどの程度流行るのかまだわかりませんが、予防接種を受けるだけでなく、今のうちから手洗い・うがいを徹底して、予防を心掛けましょう(^-^)/
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